たーです。今回は、農業における重要な土づくりについて書いていきます。
土は植物に水、酸素、栄養を配給し、急激な温度変化や有害物質による被害を緩和し植物を育む役目があります。
米や野菜づくりにおいて良い土で生育することで、手間いらずで元気で美味しく育てることができます。
私が知っている範囲を記載します。
よい土の条件について
- バランスのよい土。
- pH6~7の弱酸性。
- 団粒構造である。
1つずつ解説します。
1.バランスのよい土とは
『保水性』、『保肥性』、水分や肥料からの栄養分を保持する役割。
『通気性』、根や土中生物に酸素を送る役割。
『排水性』、根腐れや酸欠の原因となる過剰な水分を土中に残さない役割。
この4つの役割がバランスよく兼ね備えている土が『よい土』です。
2.pH6~7の弱酸性の土
ここでいうpHとは土壌における酸性度を表してます。
植物はそれぞれ生育に適した『最適pH』があり、その適正値を著しく差がある土では生育障害を引き起こすと言われています。
基本的に、日本ではpH6~7の弱酸性を好む植物が多く、その範囲であれば問題なく成長すると見たいです。
しかし雨が多い日本では酸性に偏る特徴がある為、石灰でpHの調整をしないといけません。
3.団粒構造とは
よい土の構造は団粒構造と言われています。
団粒構造とは土の小さな粒子が団子のような状態に結合している『団粒』がほかの団粒と接着し合って骨組みをつくっている状態です。
団粒構造の土を作るには、土中の有機物が微生物に分解されると団粒を成形してくれます。
だから、土に堆肥などの有機物を投じるのです。
土についての基本的な話はここまで。
次回は良い土のつくりかたについて書いていきたいと思います。
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