たーです。今回は、コンバインの片づけの続きです。
前回、各駆動チェーンの清掃が終わりましたので、刈り取り刃の清掃、給油から始め、オイル交換、ボディーにスプレーグリスの塗布、各機器の操作ワイヤーのスプレーオイル塗布、各軸部にグリスアップを行って行きます。
刈り取り刃の清掃・給油
- 取付けボルトを取り外し
- 刈り取り刃の分解
- 清掃
- 組み立て
- 給油
刈り取り刃は稲刈りにおいて一番、酷使している部位です。
清掃を行うために、まず刈り取り刃を取り外します。
刈り取り刃両端にあるボルトを外す為、ボルトを手で緩めれる程度緩めます。
最後は刈り取り刃を持ちながらボルトを取り外します。
すると、刈り取り刃が外れます。
刃の固定ボルトを取り外し分解します。
刈り取り刃の間に、どうしてもワラが挟まってます。
清掃が完了し、再度固定ボルトを締付、組み立てます。
組み立て後は来季の使用時までに錆びないようにスプレーグリスをしっかり塗布しておきます。
エンジンオイルの交換
- 廃油入れを準備
- ドレンボルトを緩める
- 廃油入れの位置をオイル落下位置に合わせる
- ドレンボルトを取り外す
- オイルが出きったらドレンボルトを締め付ける
- オイルキャップを外し廃油量を目安に新しいオイルを入れる
- オイルレベルゲージにて量を確認する
- 適量入れたらオイルキャップを取り付ける
エンジンオイル交換は毎年、使用後には必ず実施しています。まずは廃油入れを準備します。
廃油入れは基本なんでも良いと思うのですが、何㍑出たかわかる目盛りの付いたものがあれば一番良いです。
又、オイルの受け口が大きいものがおススメです。
ドレンボルトを左に回し緩めます。ボルトはメガネレンチで少し緩めば手で回せます。
ボルトが外れる前は、少しガタが出てきます。そうなると慎重にゆっくり回し廃油入れの位置を合わせます。
ボルトを外すとオイルが一気に出ますので廃油入れを片手に持ち、ボルトは上にかわす様に外します。
すると、あまり汚れずオイルを出すことができます。
十分にオイルを出し、ドレンボルトを締め付けます。締め付け過ぎには注意です。
新品のオイルを廃油量から推測しオイルジョッキに入れ、エンジン上部のオイルキャップを外し新品のオイルを足していきます。
ある程度、足したらオイルレベルゲージにてオイル用を確認して適量まで入れます。
ボディーにスプレーグリスを塗布
これは、使用しない間、出来るだけ錆びを発生させないために、スプレーグリスを金属部のボディーに塗布していきます。
スプレーグリスを吹き、ウエスで均等に広げます。まんべんなく全体に行って行きます。
各機器の操作ワイヤーにスプレーオイルを塗布
- 操作ワイヤーのゴムキャップを取り外す
- スプレーオイルの先端ノズルを差し込む
- オイルを注入
- 操作ワイヤーのゴムキャップを取り付け
- 各機器の操作ワイヤーを動かす
操作ワイヤーの上部についているゴムキャップを取り外し、スプレーオイルの先端ノズルを差し込みオイルを塗布します。
ゴムキャップを忘れずに取付け、その後、各機器の操作ワイヤーを動かしオイルを馴染ませます。
この作業を行うことでスムーズに各機器が動くようになります。
各軸部にグリスアップ
- クローラの各軸部のキャップを取り外す
- クローラ、排出オーガの軸受けのニップルに給油ガンを差し込む
- 給油ガンのレバーを操作し給油を実施
- はみ出しグリスを確認し完了
- はみ出しグリスを清掃
給油ニップル付いている各軸部に給油ガンにて給油していきます。
ニップルに対し真っすぐに給油ガンの先端を取付けレバーを動かします。
給油が上手く出来ていれば軸部からブチブチッというグリスが入る音が聞こえます。
真っすぐ差し込めず給油するとニップルの横からグルスがはみ出してきますので真っすぐにして給油するように修正してください。
給油量は軸部からはみ出しグリスが出てくるとOKです。はみ出しグリスはウエスにて綺麗にふき取りましょう。
以上で、今回のコンバインの片づけは完了です。コンバインはかなり汚れているので清掃にすごく時間が掛かります。あまり水洗いができないのでかなり辛抱しながら清掃しなければなりません。各機器も種類が多く給油、清掃箇所が多いので大変ですが、やっておくと全然違います。来年は定期点検に出す予定です。
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